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2026.09.08 | Read this article in English →

地方へ移住して2人で働く方法|仕事と住まいを同時に決める順番

「地方に移住して2人で働きたい」と思ったとき、多くの人が最初につまずくのは「仕事と住まい、どちらを先に決めるか」です。住まいを先に決めれば仕事が見つからず、仕事を先に決めれば住まいが間に合わない。この記事では3つの進め方を手順と失敗例で比べ、仕事と住まいが一度に決まる住居つきの働き方も一覧で示します。

この記事の要点

移住の失敗は「順番」から生まれる

地方移住の相談で多いのは、「移住先は決めたのに仕事が見つからない」「仕事は決まったが住まいが見つからず、単身赴任のような形になった」という話です。どちらも、移住そのものが悪いのではなく、決める順番が原因です。

2人で移住する場合は、さらに難しさが増します。1人分の仕事が決まっても、もう1人の仕事が決まらなければ生活は成り立ちません。片方が先に移住先で働き始め、もう片方が元の町に残って仕事を探し続ける。この「半分だけ移住した」状態が数か月続くと、生活費は二重にかかり、2人の関係にも負担がかかります。

だから、2人での移住では「どちらを先に決めるか」を意識して進める必要があります。進め方は大きく3つに分かれます。住まいを先に決める「住まい先行」、仕事を先に決める「仕事先行」、そして仕事と住まいが同時に決まる「同時」です。次の表で、それぞれの手順と失敗例を比べます。

3つの進め方|手順と起きやすい失敗

進め方手順向いている人起きやすい失敗
住まい先行1. 住みたい町を決める → 2. 住まいを契約 → 3. その町で2人分の仕事を探す → 4. 引っ越し住みたい町がはっきりしている人。在宅で続けられる仕事を片方が持っている人町を決めた後で、2人分の仕事がその町にないと分かる。家賃だけ払い続けて、仕事を探すために元の町と往復する
仕事先行1. 2人分の仕事を決める → 2. 勤務先の近くで住まいを探す → 3. 引っ越し収入の見通しを先に立てたい人。移住先にこだわりが少ない人入社日までに住まいが決まらず、片方だけ先に移り、もう片方が残る。地方は賃貸物件が少なく、条件に合う部屋が見つかるまで時間がかかる
同時(住居つきの仕事)1. 住居つきの仕事を探す → 2. 2人で応募・相談 → 3. 採用と同時に住まいが決まる → 4. 引っ越し初期費用を抑えたい人。仕事と住まいをまとめて決めたい人「住みたい町」と「配属される町」が一致しない。住まいが職場と一体なので、仕事を辞めると住まいも失う

どの進め方にも失敗の形があります。大切なのは、自分たちがどのパターンを選んでいるかを自覚し、そのパターンで起きやすい失敗を先に潰しておくことです。

住まい先行の失敗を防ぐには

町を決める前に、その町の求人を2人分の視点で見ておくことです。片方の仕事は見つかっても、もう片方の仕事が「パートしかない」という町は少なくありません。移住相談窓口や自治体の求人情報を、契約前に確認してください。

仕事先行の失敗を防ぐには

入社日と入居日の間に余裕を持つことです。地方の賃貸は数が少なく、内見に行くにも遠方です。できれば、採用が決まった段階で勤務先に「住まいの紹介や社宅はあるか」を聞いておくと、探す時間を大きく減らせます。

同時(住居つき)の失敗を防ぐには

「住みたい町」へのこだわりを、応募前に2人で確かめることです。住居つきの仕事の多くは、雇い主や本部が配属先を決めます。「この県のこの町でなければ嫌だ」という強い希望があるなら、住居つきの仕事は向きません。逆に「地方ならどこでも、まず生活を変えたい」なら、最も早く動ける進め方です。

仕事と住まいが一度に決まる|住居つきの働き方一覧

「同時」の進め方の中心になるのが、住居つきの仕事です。代表的なものを、2人で働けるか、住まいの形、期間の目安で一覧にしました。一般的な傾向であり、個々の求人で条件は違います。

働き方2人での就業住まいの形期間の目安特徴・注意点
リゾートホテル・旅館のスタッフ2人同時採用の求人もある寮(相部屋か個室)。夫婦用の部屋は限られる数か月の短期が多い短期で貯めやすいが、期間が終われば住まいも終わる。長期で腰を据える形は別に探す必要がある
農業・酪農の住み込み夫婦・カップルでの受け入れ例がある離れ・古民家など。設備に差がある季節単位から長期まで地域とのつながりが深い。体力仕事が中心で、収入は地域と作物で大きく変わる
管理人・施設管理(マンション・寮・キャンプ場など)夫婦での募集が一定数ある管理人室・併設住宅長期が多い職住が一体で、対応時間が生活に入り込む。募集は都市部にも多い
介護・福祉施設の職員寮2人それぞれで応募職員寮・借り上げ社宅長期資格の有無で条件が変わる。地方でも求人が安定している職種
ホテルのペア支配人(委託経営)2人1組が条件ホテル内の1LDK。家賃・水道光熱費0円1年更新で長期を前提2人でホテル1棟を運営する。配属先は本部が決め、全国170店舗超の中から着任。未経験からの着任が90%以上

表の中で、「2人1組が条件」と「長期」と「家賃0円」の3つがそろうのは、ホテルのペア支配人です。仕事も住まいも収入も、2人分がまとめて決まるため、「半分だけ移住した」状態が起きません。2人で応募する仕事の探し方は2人で応募できる珍しい仕事8選で、住居つきの仕事の固定費の差は家賃・光熱費がかからない仕事12選で詳しく書いています。

ただし、注意点も表のとおりです。配属先は本部が決めるため、「住みたい町」は選べる前提ではありません。さらに、住まいが職場と一体なので、契約が終われば住まいも離れることになります。この2点を受け入れられるかどうかが、この働き方が向くかどうかの分かれ目です。

どの順番でも共通する骨組み|4つの段階

3つの進め方は順番が違うだけで、通る段階は同じです。段階を飛ばした箇所が失敗になるので、自分たちがどこまで進んでいるかを確認しながら進めてください。

この4段階を2人で紙に書き出し、「今どこにいるか」「次に何を決めるか」を共有してください。片方だけが動いていると、もう片方の仕事の見通しが抜け落ちます。2人で移住する以上、2人分の見通しを同じ時点で立てるのが基本です。夫婦での独立を考えているなら、脱サラして夫婦で独立する方法も合わせて読んでください。

移住を「生活を変える手段」として考える

地方移住は、住む場所を変えるだけではなく、仕事・人間関係・お金の使い方を一度に変える機会です。だからこそ、「どの町に住むか」より「どんな暮らしをしたいか」から逆算する方が、失敗が減ります。住まいの固定費を減らして貯蓄に回したいのか、自然の近くで働きたいのか、2人で一つの仕事に取り組みたいのか。目的がはっきりすれば、3つの進め方のどれが合うかは自然に決まります。

ペア支配人は、応募前にZoomで20〜30分の相談ができます。1人でも、相手が未定でも受けられます。「移住したいが、住みたい町が決まっていない」「2人で働ける仕事を探している段階」でもかまいません。着任前には50日の研修があり、支援手当として1日1万円が支給されます。年齢の目安は50歳位までです。移住の進め方に迷っているなら、まず「同時」の進め方がどういうものかを、相談で確かめてみてください。

よくある質問

移住は仕事と住まい、どちらを先に決めるべきですか?

一律の正解はなく、自分たちの条件で変わります。住みたい町が決まっていて、片方が在宅で続けられる仕事を持つなら住まい先行。収入の見通しを先に立てたいなら仕事先行。初期費用を抑えて一度に決めたいなら住居つきの仕事(同時)が向きます。どの順番でも、2人分の仕事の見通しを同じ時点で立てることが失敗を防ぐ基本です。

2人で移住するとき、いちばん多い失敗は何ですか?

片方の仕事だけが決まり、もう片方が無職のまま移住してしまうことです。この状態が数か月続くと、生活費は二重にかかり、関係にも負担がかかります。防ぐには、移住先を決める前に2人分の求人を確認するか、2人1組で採用される仕事を選ぶ方法があります。

住居つきの仕事なら、住みたい町に行けますか?

多くの場合、配属先は雇い主や本部が決めます。ホテルのペア支配人も、全国170店舗超の中から本部が配属先を決める形です。「この町でなければ嫌だ」という強い希望がある人には向きません。逆に「地方ならどこでも、まず生活を変えたい」人にとっては、仕事と住まいが一度に決まる最も早い進め方です。

地方移住の費用はどのくらい見ておけばよいですか?

引っ越し代、住まいの初期費用(敷金・礼金・家具家電)、仕事が始まるまでの生活費が主な項目で、条件によって大きく変わります。住居つきの仕事を選ぶと、住まいの初期費用がほぼかからず、家賃も0円の形があります。自治体の移住支援金は条件が細かいので、移住前に窓口で確認してください。

2人1組で、ホテル1棟をまるごと運営する仕事があります。

初期費用0円・家賃0円・初年度報酬1,150万円(2人合計・税抜)。
まずは1人で、20〜30分の無料説明を聞くだけでも構いません。

まず1人で無料説明を聞く(0円・20〜30分) 相手がまだ決まっていなくてもOK。仕事内容は支配人の1日の流れでも確認できます。
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ペア支配人 採用サポート編集部 ペア支配人の募集条件(報酬・住居・契約・研修)は、運営会社が公開している募集要項に基づいて記載しています。 他業種の数字は公的統計・公開資料の一般的な水準であり、個別の条件は各募集元でご確認ください。